女性の薄毛の原因って?まだ間に合う対策と予防策の紹介

「美しさを保ちたい」という女性が多いと思いますが、加齢に伴い、現れる変化の1つとして避けられないのが薄毛です。

「髪が薄くなってきた」「分け目が目立つようになった」
という悩みを抱える女性も多いのではないでしょうか。

近年では、仕事に家事育児と日々の生活サイクルが乱れる女性が増え、それにともない20~30代から薄毛に悩んでいる女性も増えているそうです。

そこで今回は、女性の薄毛の原因を解説しながら効果的な改善策を紹介していきます。

今現在薄毛に悩まれている方だけではなく、将来薄毛が心配な方も参考にしてみてください。

薄毛の原因・症状は女性と男性で違う?

女性と男性の薄毛の症状は異なります。

女性は分け目やつむじを中心に全体的に毛量が減って行くのに対し、男性は、頭頂部やおでこの髪の生え際から徐々に髪の毛が薄くなります。

また、男性は無毛になりやすいですが、女性は髪の密度は減るものの無毛にはなりにくいという特徴があります。

女性の薄毛は、加齢によるホルモンバランスの乱れや過度のヘアケア、パーマやカラーなどが主な原因ですが、男性は、男性ホルモンの影響やストレス、生活習慣、タバコなどが主な原因としてあげられます。

女性の薄毛の主な症状

女性の薄毛の症状は、主に以下6種類に分けられます。

  • びまん性脱毛症
  • 分娩後脱毛症
  • 脂漏性(しろうせい)脱毛症
  • 粃糠性(ひこうせい)脱毛症
  • 牽引性(けんいんせい)脱毛症
  • 円形脱毛症

それぞれの原因や特徴について詳しく見ていきましょう。

びまん性脱毛症

びまん性脱毛症は、女性の薄毛で多く見られる脱毛症の総称で、全体的に髪が薄くなる脱毛症です。

びまん性脱毛症の主な原因は、老化やストレス、栄養不足などです。

規則正しい生活と栄養バランスの取れた食事を心がけ、ストレスフリーな生活を送れるようにすることで薄毛対策・予防できます。

びまん性脱毛症の原因について、さらに詳しく知りたい方は「女性の悩み「びまん性脱毛症」はすぐ治る?家でできるケア方法」を参考にしてください。

分娩後脱毛症

出産により女性ホルモンが崩れ、ヘアサイクルが一時的に乱れることで抜毛が多くなるのが分娩後脱毛症です。

産後半年から1年ほどで自然と回復しますが、睡眠時間をしっかり確保し、栄養バランスの良い食事を摂ることが回復のポイントです。

脂漏性(しろうせい)脱毛症

脂漏性脱毛症は、皮脂の過剰分泌によって起こる脱毛症です。

脂漏性脱毛症は、頭皮の乾燥や、脂の多い食事、生活習慣の乱れなどが原因として挙げられます。皮脂の洗い残しにも気をつけましょう。

脂漏性皮膚炎や脂漏性湿疹などの、頭皮の皮膚病を引き起こすリスクもあるので、早めに対策がおすすめです。

粃糠性(ひこうせい)脱毛症

粃糠性脱毛症は、大量のフケが毛穴に詰まることで発生する脱毛症です。

原因は、シャンプーや整髪剤、アレルギー、不規則な生活習慣などさまざま。

原因を調べてしっかり対処しましょう。

牽引性(けんいんせい)脱毛症

牽引性脱毛症は、髪や頭皮が引っ張られることで髪が抜けやすくなる脱毛症です。

髪が引っ張られると、頭皮が固くなり血行が悪化します。その影響で十分な栄養が髪・頭皮に行き渡らなくなるのが原因です。

長時間ポニーテールやアップヘアにする方は注意。髪に負担をかけない髪型を心がけ、長時間髪を結わないように気を付けましょう。

頭皮マッサージで頭皮の血行を促進すると効果が期待できます。

円形脱毛症

突発的に、円形や楕円形の脱毛が生じるのが円形脱毛症です

10円ハゲと言われるのも円形脱毛症ですが、脱毛の範囲は人それぞれ。

頭部だけではなく、眉毛やその他の体毛にまで影響が及ぶ場合があります。

主に自己免疫疾患やアトピー性疾患、精神的ストレスなどが上げられますが、自然治癒の確率は60%ほどと言われています。

まずは、医師の診断を仰ぐのがベターです。

女性の薄毛の原因

女性の薄毛は、ヘアサイクルの乱れることで引き起こされます。

ヘアサイクルとは、髪が生え変わるまでの周期のこと。

正常なヘアサイクルは3~6年ほどですが、サイクルが乱れると数ヶ月から1年ほどで髪が生え変わってしまいます。

髪が抜けるのに対し、生え始める髪の成長が追いつかないため徐々に髪が薄くなるというのが薄毛のメカニズムです。

ヘアサイクルが乱れる原因は、大きく分けて以下の5つ。

  • 生活習慣の乱れ
  • ストレスの蓄積
  • 女性ホルモンの乱れ
  • カラーリングやパーマ
  • ヘアースタイル

それぞれについて詳しく解説していきます。

生活習慣の乱れ

原因の1つに生活習慣の乱れが挙げられます。

特に、睡眠・食事・運動が密接に関わっており、慢性的な寝不足や栄養バランスの偏った食事、運動不足などが原因で薄毛になる可能性があります。

喫煙も要注意です。

食習慣

食生活が乱れると、頭皮や毛根、髪の毛に十分な栄養が行き渡らなくなります。

特に脂質が多い食事が多いと血管が収縮したり詰まってしまうため血流が悪くなります。

血流が悪くなると髪の毛に十分な栄養が届けられないため薄毛のきっかけになります。

食事は、髪に良い鉄分、亜鉛、ビオチン、ビタミン12などを意識して摂取するのがおすすめです。

睡眠

慢性的な睡眠不足も薄毛を引き起こす原因の1つです。

睡眠時に分泌される成長ホルモンは髪の毛の健康には欠かせません。

成長ホルモンを十分に分泌させるには、最低でも6時間~8時間の睡眠が必要です。

また、睡眠時間だけではなく睡眠の質も重要なポイントです。

寝る直前までPCやスマホを利用していると睡眠の質が落ち、成長ホルモンの分泌が鈍くなってしまうため、最低でも就寝30分前には使用をやめるのがおすすめです。

運動不足

日常的な運動不足も薄毛の原因に挙げられます。

運動不足が続くと筋肉が凝り固まり、血流が悪化。血行不良により、頭皮に十分な栄養が届けられなくなるため髪が抜けやすくなってしまいます。

頭皮は、血流を運ぶポンプである心臓から離れているため血行不良の影響を強く受けやすいため、運動不足は抜け毛、薄毛に大きく影響します。

ウォーキングやジョギングをする時間がないという方は、通勤で歩く時間を増やす、積極的に階段を使うなどして運動不足を解消しましょう。

ストレスによる血流の悪化

ストレスも薄毛の要因の1つです。

ストレスが蓄積されると自律神経が乱れ、その影響で血管が収縮してしまいます。

血流が悪くなるため髪に十分な栄養が届けられず、髪の毛が抜けやすくなり徐々に薄くなっていきます。

過度なストレスが続いた場合、円形脱毛症などを引き起こす可能性もあるので、リラックスする時間を作ったり、趣味に没頭するなどしてストレスを発散しましょう。

女性ホルモンの減少

女性ホルモンには、ヘアサイクルを整えたり、髪の毛の健康を保つといった作用があります。

この女性ホルモンが乱れることで、髪が抜けやすくなったり、髪の毛が細くなったりします。

女性ホルモンには、エストロゲンとプロゲステロンの2種類ありますが、エストロゲンが髪の健康と大きく関わっています。

エストロゲンは40代以降から急激に減少するものなので、40代の方で髪が薄くなったと感じる方は、このエストロゲンの減少が原因かもしれません。

女性ホルモンと同じ働きを持つ大豆イソフラボンを摂取することで、女性ホルモンの減少をカバーできます。

普段から豆乳や納豆などの大豆製品を摂取すると良いでしょう。

カラーリングやパーマ

カラーリングやパーマなどは髪と頭皮にダメージを与えてしまうので、薄毛の直接的な原因になります。

カラーリングやパーマなどを控えるのが一番ですが、どうしても必要な場合はできるだけ期間を空けるようにしましょう。

また、できるだけ刺激が少なくなるように美容師さんに相談してみるのも1つの手です。

間違ったシャンプーの仕方や合わないシャンプーの使用なども原因にもなります。

頭皮に異常を感じた場合はすぐに使用を辞めましょう。

ヘアースタイル

頭皮に負担がかかるヘアスタイルも薄毛の原因になります。

ポニーテールやアップヘアなど、頭皮が引っ張られるようなヘアスタイルは頭皮に負担をかけるため、気をつけましょう。

定期的にヘアスタイルを変える、長時間同じヘアスタイルが続かないように意識するなどして頭皮への負担を軽くしましょう。

女性の薄毛の対策方法

女性の薄毛に効果的な対策は以下の8つです。

  • 食生活を見直す
  • 睡眠の時間と質を改善する
  • 頭皮や髪のケアをする
  • シャンプーの方法を変える
  • 育毛剤(女性用)を使用する
  • 専門のクリニックを受診する
  • サプリメントで髪に必要な成分を補給する
  • 髪型や分け目を変える

それぞれについて詳しく解説していきます。

食生活を見直す

「栄養バランスを意識した食事」は薄毛改善に欠かせないポイントの1つ。しっかり食生活を見直して薄毛を改善しましょう。

薄毛に効果のある食材としては、髪の毛の成長に関わる、「ケラチン(タンパク質に含まれる)」を多く摂取できる肉や魚などがおすすめです。

ケラチンの他にも以下のような栄養素も積極的に摂取するようにしましょう。

  • 亜鉛:ケラチンを合成してくれる(牡蠣、レバーなど)
  • ビタミンA:新陳代謝を上げる、頭皮の乾燥を防ぐ(魚卵、人参など)
  • ビタミンB群:皮脂の過剰な分泌を抑える(豚ヒレ、かつおなど)

睡眠の時間と質を改善する

薄毛対策として「しっかり睡眠時間を確保する」ことも重要です。

頭皮や髪の毛の成長に影響する「成長ホルモン」の分泌は寝ているときに活発になります。

睡眠時間は最低でも6~8時間は確保しましょう。

また、睡眠の質も成長ホルモンの分泌に影響するため、下記を意識しましょう。

  • 寝る2時間前にはスマホやパソコン、TVの画面を見るのをやめ
  • 入浴の際に40度以上のお湯にしっかり浸かる

頭皮や髪のケアをする

頭皮マッサージは、血行を促進する効果があり、頭皮や毛根に栄養が届けやすくなるため薄毛改善が期待できます。

精神を落ち着かせ、ストレスの解消にも有効なので一石二鳥です。

仕事や人間関係など、日常的にストレスを蓄積してしまうと、自律神経の乱れや血行不良を引き起こす恐れもあるため、頭皮マッサージは意識的に行うようにしましょう。

シャンプーの方法を変える

頭皮に皮脂や汚れが溜まると、毛穴が詰まって髪の毛の成長の妨げになります。

シャンプーでしっかり汚れを落として、頭皮を清潔に保ちましょう。

頭皮に優しいアミノ酸系のシャンプーや頭皮のケアに優れているスカルプシャンプーなどがおすすめです。

朝に髪を洗う方も多いと思いますが、1日の汚れはしっかりその日の夜に洗い落とすのが基本です。

育毛剤(女性用)を使用する

薄毛対策として育毛剤を使うのも。1つの手です

ただし、育毛剤を使う際は、必ず「女性用」の育毛剤を使用しましょう。

男性用の育毛剤には、

  • 男性ホルモンを抑える成分が多く含まれている
  • 頭皮の汚れや皮脂を落とす

といった特徴があるため、女性の頭皮には刺激が強く育毛どころか逆効果になってしまいます。

育毛剤の効果が現れるまで6ヶ月くらいかかるので、続けられる価格であること、使いやすさ、香りに着目して選ぶのがおすすめ。

女性用育毛剤の相場はだいたい3,000~15,000円とピンキリなのでお財布としっかり相談して決めてください。

育毛剤の選び方についてさらに詳しく知りたい方は「私に合う育毛剤って?お悩み別におすすめしたい育毛剤5選」をご確認ください。

専門のクリニックを受診する

抜け毛・薄毛専門のクリニックを受診すれば、状況に応じた的確な治療を受けることができます。

クリニックを選ぶ際に最も大切なのは「継続して受診できる」ことです。

以下の項目を意識してクリニックを選びましょう。

  • 通いやすい場所にある
  • 継続できる料金体系である
  • 治療の効果や実績が分かる

高い効果が期待できる一方で、料金がかかること、定期的な受診が必要なことがデメリットとして挙げられます。

サプリメントで髪に必要な成分を補給する

飲み続けるだけで薄毛の改善が期待できるのが、サプリメント。

「忙しくて栄養バランスに気をつけられない」という方にピッタリなアイテムです。

髪に良い栄養素は、育毛と脱毛抑制で異なるので、しっかりチェックしてサプリ選びの参考にしてください。

育毛効果が期待できる栄養素

  • 亜鉛
  • ミレットエキス
  • L-リジン
  • コラーゲンペプチド
  • ケラチン加水分解物
  • ビタミン類

脱毛を抑制する効果が期待できる栄養素

  • ノコギリヤシエキス
  • ニンジンエキス
  • イソフラボン
  • カプサイシン
  • イヌリン

「栄養素や成分を確認しながらサプリを選ぶの面倒」という方は、育毛・脱毛に効果のある成分が含まれているサプリメントがおすすめです。

髪型や分け目を変える

薄毛を目立たなくするヘアスタイルにするという方法もあります。

根本的な解決にはならないので他の対策と同時進行で行い、薄毛が改善されるまでの一時的な対策として取り組んでみてください。

髪が全体的に薄くなってきたという方は、ショートヘア。ボリュームが無くなってきたと感じる方はロングへアにし、毛先にウェーブかけると毛量が多く見えます。

また、薄毛が目立たない分け目にしたり、髪を束ねて薄くなっている部分を隠すという方法もおすすめです。

薄毛の対策方法についてさらに詳しく知りたい方は「女性特有の薄毛改善!症状別に対策・予防策を紹介」をご確認ください。

まとめ

薄毛の原因を取り除き、対策を行うことで薄毛改善が見込めます。

薄毛の原因になりうる下記の5つには要注意です。

  • 生活習慣の乱れ
  • ストレスの蓄積
  • 女性ホルモンの乱れ
  • カラーリングやパーマ
  • ヘアースタイル

薄毛改善に効果的な下記8つに取り組んでみましょう。

  • 食生活を見直す
  • 睡眠の時間と質を改善する
  • 頭皮や髪のケアをする
  • シャンプーの方法を変える
  • 育毛剤(女性用)を使用する
  • 専門のクリニックを受診する
  • サプリメントで髪に必要な成分を補給する
  • 髪型や分け目を変える

できることからコツコツ始め、ボリュームのある髪を取り戻しましょう。

ケラナット