テレビやSNSで取り上げられるようになってから「いま日本人が摂るべき油」として話題のえごま油。
「えごま油にはどんな効果があるの?」
「血圧やダイエットにもいいって聞くけど本当?」
このようなことが気になる方も多いのではないでしょうか。
えごま油には、現代人に不足しがちなオメガ3脂肪酸が豊富に含まれていて、このオメガ3脂肪酸が美容と健康にとってもうれしいはたらきをしてくれます。
その一方、摂り方を間違えてしまうと、思ったように効果が出ない場合もあります。
この記事では、そんな美容と健康にうれしいえごま油の4つの効果や亜麻仁油とのちがい、摂取する上での注意点についてご紹介していきます。
ぜひ最後までお読みください。
目次
えごま油の4つの効果
えごま油には、美容と健康に嬉しい「オメガ3系脂肪酸」が豊富に含まれています。
このオメガ3系脂肪酸は必須脂肪酸とも呼ばれ、現代人にはこのオメガ3系脂肪酸が不足していると言われています。
なぜならこのオメガ3系脂肪酸は、人間が体内でみずからつくることできず、食べ物から摂取するしかありません。
これまで、オメガ3系脂肪酸は青魚から摂取されていましたが、日本人の食生活も昔からだいぶ変わってきましたよね。
厚生労働省によると、オメガ3系脂肪酸は1日2〜2.4グラム必要と言われていますが、いまの日本人は0.4グラム程度しか摂取できていないようです。
そして、このオメガ3系脂肪酸には美容と健康にうれしい以下の4つの効果があると言われています。
- 美容
- 代謝機能の向上
- 血管を若返らせてくれる
- 脳のエネルギーになる
- アレルギーをおさえる
ひとつずつご紹介していきますね。
1.美容
オメガ3脂肪酸が不足してしまうと、お肌のターンオーバー(生まれ変わり)を促進する細胞の機能が弱くなってしまい、肌荒れやシミの原因になります。
オメガ3脂肪酸の摂取量が充分になると、このお肌のターンオーバーが促進され、ハリとツヤのあるきれいなお肌になると言われています。
2.代謝機能の向上
それだけでなく、オメガ3脂肪酸には身体を温めて代謝を活発にしてくれる効果と中性脂肪の合成をおさえる効果もあります。
代謝が活発になると、脂肪が燃焼しやすくなるうえ、中性脂肪もつきにくい体質になります。
美容に気をつかっている方にとっては、すっごくうれしい効果ですね。
3.血管を若返らせてくれる
血管が硬くなってしまうと血栓ができやすくなり、血圧が上がってしまうことがありますが、えごま油には血管を若返らせてしなやかにしてくれる効果があります。
えごま油に含まれるオメガ3脂肪酸は、体内でDHAやEPAに変換され、これによって赤血球や細胞の膜がやわらかくなります。
すると血栓ができにくくなり、血圧を下げて血液がサラサラになります。
4.脳の神経細胞の働きを補助する
えごま油に含まれるオメガ3脂肪酸は、体内でDHAやEPAに変換されるとお話しましたが、このDHAやEPAには脳の神経細胞が正常に機能するのを補助するはたらきもあります。 \
特にDHAは、脳内の神経伝達を担うシナプス、精神の安定を担うセロトニンの材料になります。
脳細胞も活性化して情報の伝達性が高まるので、えごま油は脳にも心にもいい効果が期待できるわけですね。
5.アレルギーをおさえる
そもそもアレルギーをおこしてしまう原因は、体内に入ってきたアレルゲンを、身体が排除しようとするはたらきによるものです。
アトピー性皮膚炎や花粉症などが当てはまりますね。
アレルギー反応は、この排除のはたらきが過剰におきているものですが、オメガ3脂肪酸は体内でDHAに変換されると、この過剰反応をおさえてくれます。
その結果、アレルギーの改善につながります。
このように、えごま油には美容にも健康にも嬉しい効果があるオイルなんです。
えごま油と亜麻仁油のちがいとは?
さて、えごま油と同じような効果がある油として、亜麻仁油があります。
亜麻仁油には、えごま油と同じようにオメガ3脂肪酸が豊富に含まれています。
つまり、えごま油の美容・健康効果は、亜麻仁油にも同じようにあるというわけです。
効果は同じですが、原材料が異なるため、オメガ3脂肪酸の含有量や風味に若干の違いがあります。
以下の表は、えごま油と亜麻仁油の違いについてまとめたものです。
えごま油 | 亜麻仁油 | |
原料 | シソ科の植物 | アマ科の植物 |
オメガ3脂肪酸 \ 含有量 | 約60% | 約50% |
風味 | クセがなく食べやすい | ほのかに苦味がある |
おすすめの \ 食べ方 | 味噌汁や冷奴、納豆など和食に合う | パスタなど洋食に合う |
このように、オメガ3脂肪酸の含有量はえごま油の方がわずかに上なので、より効率的にオメガ3脂肪酸を摂取したい方にはえごま油がおすすめです。
亜麻仁油には、亜麻仁特有のほのかな苦味が感じられるものの、えごま油と同じようにクセがなく食べやすいものが多いので、特に気にする必要はないかもしれません。
どちらも気になる方は、両方試してみて気に入ったほうを使い続けてみるのもおすすめです。
えごま油のとり方と注意点
ここまで、えごま油の成分や効果について、詳しくお話ししてきましたが、ここでえごま油のとり方と、その際の注意点についてもお話ししていきます。
えごま油のとり方は適量にとりすぎは逆効果!?
えごま油には、小さじ1杯でアジ約3匹分ものオメガ3脂肪酸が含まれています。
ここで注意してほしいのが、簡単に摂取できるからと言ってドバドバと使わないことです。
えごま油はダイエットに効果的といえども油です。
過剰に摂取することは、油を大量に摂取することと同じ。
いくら代謝が良くなるとはいっても、カロリー過多になってしまっては本末転倒ですよね。
1日あたり小さじ1杯が適量なので、この量を守ってえごま油をとりましょう。
味噌汁や冷奴、納豆などにかけて食べるのがおすすめです。
えごま油は光と熱に弱い
オメガ3脂肪酸は光や熱に弱く、酸化しやすいという特徴もあります。
光を避けるため、冷蔵庫など暗い場所で保管しましょう。
また、えごま油は空気に触れてしまうとすぐ酸化してしまいます。
酸化すると風味や色が変わってしまうので、封を開けたらなるべく1〜2ヶ月で使い切るようにしてください。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
えごま油に含まれるオメガ3脂肪酸の美容と健康にうれしい効果や、亜麻仁油とのちがい、注意点についてお話しさせていただきました。
えごま油は毎日スプーン1杯でOK。簡単に使えるのも魅力のうちのひとつですね。
「今まで様々な健康食品やダイエット食品を試したけど、なかなか続かない・・・」
そんな方にも、えごま油はおすすめです!
これを機に、ぜひ試してみてくださいね♪
それではここまで読んでいただき、ありがとうございました。