なんでもお見通し!血液検査でわかること

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仙台勝山館ココイル・スタッフの門馬です。
今年の健康診断の結果はいかがでしたか?

健康診断ではいろいろな検査がありますが、今回は「血液検査」をピックアップ。
「血液」だけでたくさんのことがわかるんです!

血液検査で「血管の状態」を推定!

血管は、そこを流れる血液の状態に大きく影響を受けます。
血液検査で血液を調べることで、血管が損傷しているかどうかの推定が可能。
ちなみに、血管が負傷している状態のレベルは4段階に分けられます。

<1段階>潜在的な血管損傷がはじまっているかも…と推定
BMI、腹囲、肝機能の異常

<2段階>血管損傷の開始
コレステロール、血糖値、血圧などが異常値

<3段階>動脈硬化が進行している状態
尿たんぱくや眼底検査での異常

<4段階>脳卒中、心筋梗塞、腎不全など病気が引き起こされやすい状態

「血液検査」をすることで、早い段階で異常を確認したり、予防することもできます!

血管損傷の開始を知らせる項目


注目項目をピックアップしてみました。

HDLコレステロール(善玉コレステロール)

「悪玉コレステロール」を回収する働きをするため、数値が低いと「悪玉コレステロール」が回収されず、脂質代謝異常、動脈硬化の可能性が高くなるそうです。

LDLコレステロール(悪玉コレステロール)

数値が高いと動脈硬化を進行させ、心筋梗塞などのリスクが高まります。

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中性脂肪

中性脂肪は、摂りすぎた糖などが蓄積されたものです。
体内のブドウ糖が不足した場合などにエネルギーを補うという大事な役割もありますが、数値が高すぎるとこれも動脈硬化の原因に。適正な数値かどうか確認が必要です。

▼中性脂肪に関する詳しい記事はこちら!
中性脂肪を減らすには?

血糖値

ブドウ糖の処理がうまくいっているかどうかがわかる数値です。
うまくいっていないと、血液中の糖の量が増え、糖尿病やすい臓がんなどの可能性があります。

HbA1C(ヘモグロビン・エーワン・シー)

過去1か月~2か月の血糖の平均的な状態を示す数値です。
健康診断の前日だけ食事を減らす、といった対策をしても、過去の行いはお見通しなんですね…。

血液検査で「肝機能」の状態がわかる!

肝臓はよく「沈黙の臓器」と言われ症状が出にくく、気付いたときは病状が進行しているという場合も。
血液検査をすることで、定期的に状態を確認することが大切です。

項目名 基準値 基準値以下 基準値以上
総タンパク 6.5~7.9 栄養障害、がんなど 慢性炎症、脱水など
アルブミン 3.9以上 肝臓障害、栄養不足など
AST
(GOT)
0以下 急性肝炎、脂肪肝など
※GPTが低く、GOTだけ高い場合は
心筋梗塞などの可能性も。
基準値以上
ALT
(GPT)
30以下 性肝炎、脂肪肝など
γ-GTP 30以下 アルコール性肝障害など

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他にも赤血球、白血球の数値や、腎機能を確認する数値など、血液だけでわかる項目は20項目以上!
血液は私たちの生活と体を表していることがわかります。

過去からの平均値まで表示されてしまうので、普段の食事から気を付けたいですね。

参考リンク:公益社団法人日本人間ドック学会

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