健康ブームの近頃は、テレビやWEBサイトを始め様々な所で「からだにいい」と言われる食品が数多く紹介されていますよね。
その中でも、コラムでも紹介している通り「糖質」を意識する事はとても大切です。
毎日の食事の中でも、糖質量をチェックしている方も多いはず。
でも実は、健康に良いとされていても、意外に「糖質」が高い食品もたくさんあるんです。
今回は「体にやさしい」「ヘルシー」というイメージが高いのに、
実は「糖質」が高く、注意してもらいたい食品をご紹介してきましょう。
意外!?糖質が高い食品
ヘルシーなイメージなのに、「糖質量」が多い食品は以下の通り。
主食
乾燥春雨 15g(約1人前) |
約12.8g |
魚類
サバの味噌煮缶 1缶200g |
約13.2g |
魚肉ソーセージ 1本80g |
約10.1g |
はんぺん 100g |
約11.4g |
かまぼこ 1本200g |
約19.4g |
飲料
飲むヨーグルト 1パック(200ml) |
約26.3g |
調味料
めんつゆ(3倍凝縮) 汁もの1人前50ml |
約13.8g |
カレールー 20g(約1人前) |
約8.5g |
身近なものでも意外とたくさんありますね…!
糖質制限ダイエットを頑張っている人で、ごはんやパンなどの主食を抜いているのに「痩せない!」と思っている方は、もしかして意外と高糖質のものを食べているのかも?
上記の食材を使用する際は、その量にも気を付けたいところですね。
では次に、主な各々の食品について糖質が高い理由と、おすすめの代用食品をご紹介します。
ヘルシーそうなのにどうして糖質が多いの!?
主食
一見ヘルシーにみえる「春雨」の主な原料は、緑豆やイモ類のデンプン。
カロリーは低いのですが、デンプンは「糖質」です。
麺の置き換えで「春雨」を使いたい場合は、「糖質」が100g中に約0.1gの「白滝」や、糖質ゼロを謳っている麺商品がおすすめです。
魚類
糖質制限中では、魚はOKな食材ですが、魚の加工品は注意が必要です。
特に「味噌煮缶」は、調味料にみりんや砂糖が使われているので、糖質が高いんです。
尚、「水煮缶」は1缶(200ml)あたり約0.6gと低糖質。
同じ魚の缶詰でも、味付け調味料をたくさん使った煮付けは注意しましょう。
また、練り物系も見落としがち。
「魚肉ソーセージ」や「かまぼこ」は、魚肉を固めるためにでん粉(炭水化物)が使われいる他、「はんぺん」には山芋が使われています。
山芋は100gあたり約24.7gと、高糖質な食材なんです。
飲料
飲むタイプのヨーグルトには、多くの砂糖が使われていて、ものによってはサイダー(200ml約20.4g)やコーラ(200ml約22.8g)より実は「糖質」が高い事も!
低糖やプレーン(無糖)であれば安心ですね。
尚、甘いものが飲みたい場合は、最近は糖質オフのドリンクも増えています。
調味料
さきほど説明した「煮付け」のように、調味料には注意が必要です。
「めんつゆ」は、砂糖や昆布(エキス)が入っているため「糖質」が多め。
意外にも『昆布』には、乾燥状態では100gあたり約21.7gの糖質が含まれているんです。
とはいえ日本人の生活にめんつゆは多く使われているので一切抜くのは難しい事も多いですよね。
めんつゆ入りの汁を全て飲み干さなかったり、家での調理の際は糖質ゼロのつゆを活用するのも1つの方法です。
また、「カレールー」には、とろみをつけるための小麦粉に糖質が多く含まれています。
しかし、カレーに含まれる「スパイス」には「食べる漢方薬」と言われる程体にいい成分が含まれています。
カレーを作る際には、小麦粉を使わずカレー粉で作ってみるのもおすすめ!
また、普段の料理にカレー粉を使って、「カレー風味」にするのもおすすめです。
その他の調味料では、ウスターや中濃などの「ソース」や「ケチャップ」、「すし酢」は糖質が多いので注意が必要。
このように糖質は、さまざまな食品や調味料に意外にも多く含まれています。
細かい数値まで覚えるのは大変ですが、特に糖質量の多い・少ないものを把握することは糖質制限に役立ちます!
ぜひ色々な食材を組み合わせながら食事を楽しんでくださいね。