【代表挨拶】MCTオイルの商品開発・販売までの道のり

MCTオイル

みなさん、こんにちは!勝山ネクステージ株式会社社長の伊澤泰平です。
日頃より仙台勝山館MCTオイルをご愛顧賜り、厚く御礼を申し上げます。

さて3月6日付けのコラムを掲載してからあっと言う間に4ヶ月が過ぎ、前回のコラムでは、畠山医師の指導の下でMCTオイルダイエットの臨床実験を社内モニター20名で実施したところ、驚愕の劇的な効果を確認した旨をお伝えしました。

MCTオイルダイエットの臨床実験データ

(2019年3月6日「【代表挨拶】MCTオイルダイエットとの出会い」)

しかしながら世間ではまだココナッツブームが始まる直前の頃でしたので、「中鎖脂肪酸」という言葉さえ誰も知らない、ましてや「MCTオイル」など、100人中100人が「初耳です!」といった状況でした。

そのため当初の段階では、MCTオイルをオイル瓶単体で販売するという発想は全く持っておらず、MCTオイル成分の入ったオリジナルのダイエット健康食品を開発製造して、ダイエット・メソッドとのセット販売で、1ヶ月分セット、2ヶ月分セットのように販売することを検討しておりました。

容器の形状はウコンのドリンクにあるような100mlのアルミ缶にヨーグルト風味のドリンクにして、1本に14gのMCTを含み、朝・昼・夜・寝る前の一日4回飲むといった、トータルパッケージ商品としてのダイエッド・メソッドでした。

しかし当初このMCTオイルを調達するにあたり、私の双子の兄で整形外科医の伊澤亮平先生より大胆な命令?が出ておりました。
それは、MCTオイルをココナッツ由来のMCTオイルで出来ないか?というものでした。

実は2014年当時、MCTオイルといえば主に病院等の医療用のみで使用されるような特殊な精製油であり、原料はパームフルーツ由来のMCTオイルがごく自然に当たり前でした。
パームヤシの果実であるパームフルーツも、ココナッツヤシの果実であるココナッツも、中鎖脂肪酸を含む希少な天然ヤシ植物です。

そして100%中鎖脂肪酸のMCTであるということは、とりもなおさず、分子構造レベルでの成分が、C-8カプリン酸とC-10カプリル酸のみだけで高度に組成された精製油のことですので、原材料がパームフルーツかココナッツかで、その内容的には実は何ら違いはございません。

しかし、しかしです。
当時は、まず油自体を積極的に摂取するという発想自体が、世間一般的には非常識的なイメージでありました。
ましてやダイエット・メソッドとして1日4本で約60g程度のMCTオイル摂取を目指しておりましたので、やはり何か積極的に身体にとり入れたくなるような、よいイメージの原材料である必要性があるという伊澤亮平先生からの強い要望のもと、敢えてココナッツ由来のMCTオイルを探し出すことになりました。

そこで弊社の取締役COO・岩井が、世界中の脂肪酸エステル等を扱う商社やメーカーにあたってココナッツ由来のMCTオイルを探し回ったのですが、残念ながら2014年当時は見つけることが出来ませんでした。
ほとんどすべてのMCTオイルは普通に当然に、パームフルーツより抽出され製造されていたからです。

いろいろ話を聞いて行くと、現地ではかなり昔は、ココナッツからMCTオイルを作っていた時期もあったようですが、高さが30m近くまで成長し、広くまばらに点在して自然災害にも影響を受けやすいココナッツより、 組成された農園で密集して安定的に収穫可能で、樹木の高さも数メートルまでしか成長しないパームフルーツを原材料とする方が、作業管理面でも生産性でも明らかに経済的で合理的なのだからだそうです。

しかし、実際あちこち探してみて、いざ無いとなると、そこをなんとかココナッツ由来のMCTオイルを入手したいという願望が日に日に強く募って右往左往しておりますと、ある取引先から、完全受注生産、前払いの全量買い取りであれば特注製造を請け負ってくれるというメーカーさんが現れました。

ココナッツ由来のMCTが入手できる可能性が現実味を帯び、喜びワクワクして舞い上がりましたが、聞けば約30tぐらいのロット規模ならということでした。
約30tと言われても実感はピンと来ず、よくよく聞いてみると、巷にある大きなドラム缶が190kgあるそうで、その大きなドラム缶で160本相当をコンテナ2本で輸入する製造量でした。
(その後、最終的には工場側に製造量の調整に応じてもらい、半分の約15tのロットを初回発注することになりました。)

新規事業の開発にのめり込んでいると、ゾーンに入るというか、肯定的な錯覚というか、将来の達成イメージや完成イメージから逆算で物事を考えるような超プラス思考で突進しているものですから、実際、それだけの数量を全部、どう販売してどう消化し切るかなどの緻密な計画や冷静な判断は、正直どこかへ行ってしまいつつ、「はい!特注製造で、全量買い取り、前払いでお願いします!」と突き進んで行ったのでした。

それでも世間に未だ出回っていないココナッツ由来のMCTオイルの確保に目途がついたことで、さらに事業構築に弾みがついたと感じた瞬間でした。

さてそれから半年ぐらいが過ぎて2015年夏頃になると、100mlアルミ缶のMCT入りオリジナル健康ドリンクをアウトソーシングで受託製造してくれるメーカー様との商品開発も順調に最終段階まで進み、本番のライン製造に入る前の最終テストということで、100ml缶の試作品を7,000本、ライン充填で製造しました。

この試作品が無事に完成すれば、そのままダイエット・メソッドとのパッケージ商品として販売を進める予定だったのですが、出来上がった試作品を自社内で試飲モニタリングをした結果、ちょっと予期せぬ思わぬ事態が発生、このまま完成品として本製造するのは難しいという結論に至り、この100mlアルミ缶のMCT入りオリジナル健康ドリンクが世に出ることは無くなりました。

事業を止めるに至った理由はちょっとお話しするのが難しいため、このコラムでその説明は割愛いたしますが、いずれにせよ、これまで進めて来たMCTオイルを使用したダイエット・メソッドとしての新規事業計画は、一旦ここで頓挫することになりました。
2015年の夏のことです。

しかしながら、ココナッツ由来のMCTオイルは特注製造で既に手元に確保してあったため、新規事業の商品企画が頓座してしまったものの、このMCTオイルの在庫をなんとかしなければ…、という話になり、ここで初めて、取締役COO・岩井よりガラス瓶に充填してAmazonで売ってみましょう!との提案があり、実際に行動に移したのでした。

ですので、今考えると不思議なのですが、この段階まではMCTオイルをガラス瓶に充填して単品で売ろうという発想は無かったのでした。
また、実際に15tもの大量の在庫が掃けるなど全く想像しておらず、何もしないよりいい、といった感じで、2015年9月にAmazonでの販売を開始しました。

すると、なんと少しづつですが売れ始めて、その後毎週、倍々で売れて行くではありませんか!!!

本日のコラムも長くなりましたので、ここまでで一旦終了とさせていただきます。
次回以降で、どうして売れ始めて、その後何が起こったかを、また書き留めてみたいと思います。

今後とも引き続き、弊社製品へのご愛顧を何卒よろしくお願い申し上げます。

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