ダイエットに取り組んでいると、必ず耳にする「基礎代謝」という言葉。
「基礎代謝を上げることが成功の鍵」とよく聞きますが、そもそも基礎代謝って何?と思っている方は案外多いのではないでしょうか?
今回は「基礎代謝」についてご説明していきます。
基礎代謝とは
基礎代謝とは、生きていくために最低限必要な生命活動で、呼吸をしたり、心臓が動いたりする時に使われているエネルギーのことです。
基礎代謝をベースに、歩いたり仕事をしたり、スポーツやエクササイズなど、活動して消費するエネルギーや食事をするときに消費するエネルギーを使って私たちは生活をしています。
メインとなる基礎代謝は、消費される全エネルギーの7割以上を占めるのだとか。
ということは、基礎代謝量を増やせば、運動をしていない時でも、消費エネルギーが増えるので太りにくいということにつながります。
ごろ寝していても絶えず使い続けているエネルギーをうまく利用してダイエットにつなげたいですよね。
では基礎代謝を高めるにはどうしたらいい?
人における組織や器官の代謝率について以下のようなデータがあります。
- 筋肉 18%
- 肝臓 27%
- 脳 19%
- 腎臓 10%
- 心臓 7%
- その他 19%
(引用文献:FAO/WHO/UNU合同特別専門委員会報告,1989年)
今までエネルギーで代謝するメインの組織・器官は、筋肉だといわれてきました。
しかし、最近よくいわれているのは、基礎代謝の中で、筋肉よりもむしろ内臓、特に「肝臓」の占める割合の数値が高いということが分かってきたのです。
つまり、肝機能が低下すると基礎代謝が落ちてしまうのだとか!
ではどうしたら肝臓を活性化できるのでしょう?
当たり前のことですが、肝臓の活性化には、バランスのとれた食事が大切。
特に高たんぱく食品や海藻類、野菜を摂ることがいいと言われています。
もちろん、筋肉を鍛えて筋肉量を増やすと基礎代謝は高まるので、基礎代謝と生活活動代謝の両方が発生する有酸素運動と無酸素運動の筋力トレーニングを併用するとより効率的です。
年齢と基礎代謝の関係
よく「昔と比べて食事の量は増えていないのに太ってしまう」という方がいらっしゃいますが、それは基礎代謝の低下が原因のひとつかもしれません。
基礎代謝は、男性で15~17歳くらい、女性では12~14歳くらいをピークにその後は年齢とともにどんどん低下します。
そして男女とも加齢とともに体幹部(腹部)への脂肪が増え、全身の体脂肪があまり高くなくても、内臓脂肪が増える傾向にあるのです。
太るからと摂取エネルギーを減らしてしまうと、脂肪とともに筋肉量の低下につながり、基礎代謝そのものが下がってしまいます。
そうならないためにも、たんぱく質やミネラルが豊富な食事をし、基礎代謝量を増やすために筋肉を意識して使うということが必要です。
摂取カロリーを極端に落とすことなく、栄養バランスの良い食事をするために、MCTオイルを上手に活用するのがポイント。
MCTオイルは1g 9kcalあるので、少量でも十分なカロリーが得られます。
かつ、体脂肪には蓄積しづらいので一石二鳥ですね!
基礎代謝の低下を防ぐために運動と食事のバランスのいい管理を行ってみてくださいね。