【動画】糖質制限で学力アップ!?三島塾塾長 三島学さんが語る子どもが変わる糖質制限食のススメ

MCTオイル

健康維持のための食事法としておなじみの糖質制限。実は、子どもの学力アップにつながる食事法としても注目を集めています。
今回は、糖質を控えた食事提供とあわせて「アドラー心理学」に基づいた学習指導を行う三島塾塾長 三島学さんに、自身の糖質制限体験談や、糖質制限食が子どもにもたらす効果、取り入れる上でのコツについてお話を伺いました。

対談者プロフィール
三島 学
三島塾塾長。元高校教員、予備校講師と子どもたちの指導歴は40年以上。現在は、北九州・東京・大阪にて糖質制限食付の学習塾「三島塾」を運営する傍ら、執筆、講演、メディアへの出演と幅広く活動している。

動画で見たい方はこちら

【MCTオイル×子ども①】学力アップ効果も?!子どもと糖質制限 ※エピソードあり!

【MCTオイル×子ども②】子どもも喜ぶ!美味しい学力アップレシピ直伝

【MCTオイル×子ども③】子どものやる気を引き出す勉強法を伝授!MCTオイルの摂り入れ方も

糖質制限で医者いらず!?その驚きの効果とは

三島先生が糖質制限食をはじめられたきっかけは何ですか?

糖質制限で身体が劇的に改善!塾に取り入れるきっかけに。

今の体重は60㎏ほどですが、実は昔は87㎏もあり、メタボで糖尿病も患っていました。病院にも通いましたがなかなか改善されず、自分自身でも改善方法について色々調べたときに、糖質制限食について知りました。糖質を制限することで血糖値の乱高下を防ぎ、糖尿病の改善を目指すという方法が理にかなっていると感じ、糖質制限食をはじめたところ、体重も減り糖尿病を克服することができました。10年経った今でも糖質制限食は続けていて、しばらく病院にもかからないほど健康に過ごしています。そんな私の姿をみて、「同じものを食べて先生みたいに元気になりたい!」という多くの塾生からの声があり、三島塾で糖質制限食を提供するようになってから、塾生たちの集中力が高まり、成績もぐんぐんアップ!糖質制限食の効果を実感しています。


三島塾にはどんなお子さんが通っていますか?

学校も学年もバラバラ。糖質制限食をきっかけに海外からの塾生も。

東京教室、大阪教室、北九州教室と3教室ありますが、毎年小学生から浪人生と、学校も学年もさまざまな子どもたちが入塾してきます。私が執筆した本や三島塾に関するウェブサイトでは、子どもに対する糖質制限食の重要性について伝えています。それらをご覧になって、興味を持っていただいたことで入塾される方が多いです。中には高校受験のために台湾からきた子もいますよ。


昔と比べて現代の子どもの特徴はありますか?

集中力低下&イライラする子どもは、栄養バランスの偏りが原因。

これまで色んな子どもをみてきましたが、昔と比べて今は集中力が欠けイライラしている子どもが多くいます。これは栄養バランスの偏りが原因です。現代の親御さんは忙しいので、なかなかゆっくりとご飯を作る時間もとれません。すると、どうしても栄養バランスが整った食事をつくることも難しく、子どもたちは食べているのに栄養失調な状態に陥ってしまっているんですね。


栄養失調とは糖質の摂り過ぎも原因の1つですか?

糖質制限で子どもの集中力がアップ。

はい。今の子どもたちは糖質を摂り過ぎているように感じます。糖質の摂り過ぎは、子どもの健康や成長に影響を及ぼします。人間の身体というのは、水分60%、タンパク質20%、脂質15%、ビタミン類4%、そして1%が糖質です。たった1%の糖質だけで良いのに、現代の食事は60%が糖質を占めています。子どもの成長に大切な栄養素はタンパク質と脂質で、積極的に糖質を摂る必要はありません。「糖質を摂らないとエネルギー不足を感じるのでは?」と思う方もいらっしゃるでしょう。しかし、糖質制限を行うことで、身体の中ではケトン体という脂肪を燃焼して作られるエネルギー源が作られるので問題ありません。糖質制限の食事を続けた塾生たちは、3ヵ月くらいで劇的に状態が改善して、集中力もアップしています。


糖質制限で成績が上がったエピソードがあれば教えてください。

偏差値10以上アップ!糖質制限で眠さだるさを阻止。

昨年3月に偏差値が53.4で入塾した子がいました。その子は早稲田大学を志望して、最初は難しいと思いましたが、今年に入って偏差値が65を越え、志望校を目指せるレベルにまで成績が上がりました。これは塾の指導とあわせて糖質制限を行ったからだと思っています。例えば、よくある「脳が疲れたから甘いものを食べよう」というのは、一時的に血糖値を上げて疲れがとれたと脳を勘違いさせているだけ。その後、すい臓からインスリンという血糖を下げる体内ホルモンが分泌され、気分が落ち込んだり眠くなったりします。これは受験生にとって死活問題。私は塾生たちに、試験の日のお弁当には適量の野菜とローストビーフを食べるように指導しています。糖質を抑えることで、午後の試験で眠くなることなく、良いパフォーマンスで試験に臨むことができます。


子どもが糖質制限を始めるうえでのコツとは?

子どもに糖質制限するときに何から始めれば良いでしょう?

何も言わずに糖質制限食へ切り替えでOK。

塾に通うような年頃の子どもは反抗期真っ只中です。まずは、何も言わずに食事を糖質制限食に替えてしまいましょう。例えば、白米を抜いて山盛りのから揚げなんかを用意してあげると良いかもしれませんね。そうすれば、から揚げでお腹いっぱいになって、白米を食べずとも満足します。ただ、最初のうちは子どもから「お米は?」なんて聞かれるかもしれません。そういう時にだけ、白米を用意してあげるようにしましょう。子ども自身も、糖質を摂った時と摂らない時の体調の違いに気付き始めて、自然と糖質を摂らなくなりますよ。


糖質制限食は何歳から始めれば良いですか?

糖質の味を覚える前に、離乳食時から始める。

糖質制限食は離乳食あたりから意識しましょう。人間の味覚というのは、だいたい2~3歳までに決まりますが、そこで砂糖などの甘い食べ物の味を覚えてしまわないよう、最初から日常的に糖質制限食を食べさせることをオススメします。


オススメの糖質制限食を教えてください!

電気圧力鍋でつくる、簡単鶏手羽先スープがオススメ!

今やスーパーやコンビニなどでも、手軽に食べられる低糖質の商品が多数販売されていますが、価格も高いし添加物が心配です。かといって、毎日手の込んだ料理を作るのもなかなか大変ですよね。しかし、糖質制限食は、煮るだけ焼くだけ茹でるだけ、シンプルな調理法で大丈夫なんです。そこで、忙しいご家庭にオススメしたいのが電気圧力鍋です。電気圧力鍋に鶏の手羽先とにんじん、玉ねぎ、水を入れて、鶏肉の臭み消しに醤油を少々、味付けには塩と糖質0のお酒を加えます。夜に仕込んでスイッチさえ押せば、ビタミン・ミネラルたっぷりの簡単鶏手羽先スープの完成。保温も効くので忙しいご家庭にはオススメです。


三島塾で塾生に人気な糖質制限食メニューはありますか?

栄養価の高い魚料理&豚しゃぶが大人気!

今の塾生たちは魚が大好きです。魚はEPAやDHAといった脳に良いとされるオメガ3脂肪酸が豊富なので、ぜひ食べてほしい食材の1つです。三島塾では、毎週鹿児島の漁師さんから直接魚を届けてもらっている魚を調理して食べさせています。1番人気のお肉料理は、豚しゃぶですね。豚肉はビタミンBが豊富ですので、こちらも脳にオススメの食材です。


子どものやる気を引き出すコツを伝授!

子どもがなかなか勉強に集中できない場合、どうすれば良いでしょう?

自分から積極的に勉強が進められる環境づくりを。

子どもが意欲的に勉強に取り組みたくなるような環境を作ってあげましょう。例えば、塾講師が塾生に対して「この教材をやります」「この宿題を出します」と一方的に課題を与えることは、塾生にとっては面白くありません。そこで、三島塾では薄くて易しめな問題テキストを4~5教科分用意し、そのまま塾生に渡して、得意な教科から取り組ませます。そうすると、1日に1冊のテキストを解き終えるんです。そして、解き終ったテキストは本棚に並べて見えるようにします。目に見える形にしておくことで、達成感と次の勉強に対するモチベーションを上げることができますよ。


塾ではMCTオイルを取り入れていただいていますが、どのように活用していますか?

野菜サラダにかけてエネルギー補給。

主に野菜サラダにかけて使っています。料理を作るときはできるだけ調味料は使いたくないと思っているので、塩とこしょう、それからMCTオイルを主に使用しています。私は夕食のみの1日1食で過ごしていますが、夕食までMCTオイル入りのコーヒーを飲んで過ごしています。良質な脂質でお腹も空かず、十分カロリーも摂取できています


最後に、これからお子さんが受験を迎えるご両親に向けてメッセージをお願い致します。

子どもと一緒に学び、過ごす時間が大切。

今からできることとして、ご両親は本や新聞を自ら読む習慣を身につけましょう。ご両親が本を読み、家の中にそういった時間ができることによって、自然とお子さんにも本を読む習慣が身につくようになります。ほかにも、学びに繋がるようなテレビ番組を録画して、お子さんと一緒に観賞し、感想を言い合う時間をつくることで、入試の面接対策にもつながります。それから、「頑張れ」と言わないこと。頑張っているのに頑張れと言われることは、かえってお子さんの重荷になります。ぜひ「マイペースでね」という言葉をかけてあげてください。最後に、勉強だけではなく、お子さんは将来何になりたいのか、どういう道に進みたいのか、将来についてゆっくり話し合う時間を作ってあげてください。

対談インタビューを終えて

大人のダイエットだけじゃない、子どもの心と体にも良い食事法。

甘いお菓子やパン、ジュースを子どもに与えないようにする、ってすごく難しい…と思ったのが最初の印象でした。でもお話を聞いていると、「居眠りがなくなり、集中力が増した」、「多動気味だった子どもが落ち着くようになった」など糖質制限をしている子どもたちの変化に驚きます。確かに子どもの成長に必要なのは、筋肉や骨、内臓の成長のための材料、タンパク質と脂質です。糖質制限という言葉は、制限の意味合いが強くなりますが、タンパク質多めの食事、と捉えるとまた印象が変わりますよね。糖質による血糖値の乱高下を防ぎ、安定した状態をつくる。これが、大事なんですね。

三島塾塾長
三島 学
大東文化大学大学院中国学博士課程修了。高校教員、代々木ゼミナール講師を経て、現在、北九州、東京、大阪で糖質制限食付の学習塾「三島塾」を運営。「江部式・糖質制限」に出合い、糖尿病の劇的な改善をみたことをきっかけに、「糖質制限」に「アドラー心理学」を加えた学習法や子育て法についての執筆・講演をしている。
【主な著書】
2016年
『「糖質制限」が子供を救う』(大垣書店)
2017年
『糖質制限で子どもが変わる! 三島塾レシピ』(主婦の友社)
『糖質制限で頭がいい子になる 三島塾のすごい子育て』(かんき出版)
『子育ては、ほめるな!叱るな!教えるな! ~市販教材でいつの間にか成績向上』(主婦の友社)
2018年
『マンガでわかる! 食事で改善 親が怒らなくても 自分で勉強する子に ― 糖質制限とアドラー心理学で子どもがのびる』(主婦の友社)
MCTオイル

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