2016年頃から、健康意識の高い人たちの間で人気を集めている「グラスフェッドバター」。
主にバターコーヒーの材料として有名で、最近ではダイエット効果を期待できると話題になっています。
そんなグラスフェッドバターは、一体どんなバターなのか。
そして、何が普通のバターと違うのか、気になりませんか?
そんな疑問を解決するために、この記事ではグラスフェッドバターについて
- どんな食べ物なのか
- 普通のバターの違い(栄養や味)
- 注目されている理由
などを解説・紹介していきます。
最後にはバターコーヒー作りにおすすめの商品もご紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください!
目次
グラスフェッドバターとは?
グラスフェッドバターとは、牧草を食べて育った牛の乳から作られたバターのこと。
グラス(grass)は「草」、フェッド(fed)は「肥育、飼育」という意味があり、直訳すると「牧草飼育」です。
牧草飼育される牛たちは、広い土地で放牧され、自然に生えている牧草を食べて生活しています。
牧草飼育でストレスなくのびのび育った牛は、肉やミルクに臭みがなく、牛本来の美味しさが味わえて栄養豊富です。
一方で日本で一般的に採用されている飼育方法は「グレインフェッド(穀物飼育)」。
サシ(細かな脂)が入った肉質にしたり、早く大きく育てたりするために、牛舎に入れ高エネルギーの穀物飼料を与える飼育方法が広く採用されています。
日本でも牧草飼育に取り組んでいる場所はありますが、
- 国土が狭く、十分に放牧できる土地がない
- 牧場を整備するための労力が足りない
などさまざまな問題があるため、その数は少なく、国産のグラスフェッド牛による製品は貴重な商品です。
グラスフェッドバターと普通のバターの違い
グラスフェッドバターと普通(グレインフェッド)のバターの違いは、主に「色・栄養素・味」の3つです。
具体的に異なる点を、詳しく解説していきます。
色
普通のバターと比べたとき、グラスフェッドバターの色は黄みが強く出ています。
普通のバターが乳白色なのに対して、グラスフェッドバターは黄色味を帯びたクリーム色です。
黄色味が強くなる理由は、エサである牧草に天然の色素成分「カロテン類」が含まれているからと言われています。
栄養素
グラスフェッドバターには、天然の色素であり強い抗酸化作用を持つ「カロテン類」が普通のバターよりも多く含まれています。
その他にも、不飽和脂肪酸のオメガ3系脂肪酸・共役リノール酸なども含まれており、栄養豊富です。
ただしグラスフェッドバターの栄養成分は、文部科学省が公表している「日本食品標準成分表」に記載されていません。
すべてのグラスフェッドバターに当てはまるわけではないので、買うときには成分表や原材料を確かめましょう。
味
ストレスが少ない牧草飼育で育った牛のミルクは、コクがありつつも後味があっさりしています。
そんな牧草飼育牛のミルクから作ったグラスフェッドバターも、しつこさがなく、さらっと上品な味わいです。
グラスフェッドバターの栄養素を詳しく解説!
普通のバターとの違いに「栄養素」を挙げたように、グラスフェッドバターには豊富な栄養が含まれています。
中でも特徴的な成分は、以下の3つ。
- カロテン類
- オメガ3系脂肪酸
- 共役リノール酸
各成分を、もう少し詳しく解説します。
カロテン類
カロテン類は、黄または赤色の天然色素「カロテノイド」の一種で、自然界の動植物に広く存在している成分です。
グラスフェッドバターに含まれるカロテン類は、牛のエサになる牧草によるもの。
カロテン類は体内でビタミンAに変換されて使われるほか、活性酸素の働きを抑えて取り除く「抗酸化作用」を持っている成分です。
オメガ3系脂肪酸
オメガ3系脂肪酸は、不飽和脂肪酸の一種。
血流をよくしたり、悪玉コレステロール値や血圧を下げたりする効果があるため、生活習慣病を予防する効果が期待できる成分です。
北海道の山本牧場がグラスフェッドミルクのオメガ3系脂肪酸含有量を調べたところ、「グラスフェッドミルクのオメガ3系脂肪酸は、普通の牛乳の約2倍含まれていた」という結果が出ています。
この調査結果から、グラスフェッドミルクから作ったグラスフェッドバターにも、多くのオメガ3系脂肪酸が含まれていると言えますね。
共役リノール酸
共役(きょうやく)リノール酸は不飽和脂肪酸の一種で、リノール酸の異性体*にあたる成分です。
ここ十数年で共役リノール酸の研究が進められており、
- 脂肪を分解する酵素の活性化
- 脂肪を貯蔵する酵素の抑制
- アレルギー反応の抑制
などの効果があると報告されています。
*異性体(いせいたい)……分子の数と種類は同じだが、構造が異なる物質のこと。
グラスフェッドバターが注目されている理由
グラスフェッドバターが注目されるようになった背景には、「バターコーヒー」の存在があります。
バターコーヒーとは、ブラックコーヒーにグラスフェッドバターとMCTオイルを加えた飲み物。
ベストセラー本『シリコンバレー式 自分を変える最強の食事』の中で「完全無欠コーヒー」として紹介され、話題になりました。
著者のデイヴ・アスプリー氏曰く、朝食にバターコーヒーを飲むことで「毎日0.5キロ痩せ、頭が冴え、健康を回復した」とのこと。
本が出版された2016年当時、日本で広く話題になった「糖質制限」とバターコーヒーの相性が良いこともあり、材料であるグラスフェッドバターが注目され始めたのです。
手軽に美味しいバターコーヒーが飲める「MCTコーヒークリーマー」とは?
バターコーヒーの作り方は、ホットコーヒーにグラスフェッドバターとMCTオイルを入れ、ミルクフォーマーやブレンダーでしっかりと乳化させるだけ。
しかし忙しい朝は、バターやオイルを計量したり、ブレンダーを使って洗う時間すら惜しいですよね。
そんな忙しい朝や、手軽にバターコーヒーを飲みたいときにおすすめなのが「MCTコーヒークリーマー」です。
「MCTコーヒークリーマー」は、ホットコーヒーに加えて混ぜるだけで、手軽にクリーミーなバターコーヒーを楽しめます。
原材料うち70%は
- ココナッツ由来のMCTオイル
- グラスフェッドバター
- ココナッツオイル
- オーガニックギー
などの良質な脂質で構成されており、バターコーヒーの味や効果をしっかりと実感できますよ。
毎回、はかりや調理器具を用意する必要がありません。
ホットコーヒーとスプーンさえあれば、忙しい朝にも、あっという間に美味しいバターコーヒーが作れます。
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まとめ
グラスフェッドバターとは、牧草飼育された牛のミルクから作ったバターのこと。
普通のバターと比べて黄みが強く、あっさりした後味が特徴です。
カロテン類や不飽和脂肪酸(オメガ3系脂肪酸、共役リノール酸)などが豊富に含まれいるので、ダイエットや美容・健康に効果を期待できます。
また、グラスフェッドバターを使用したバターコーヒーは、ベストセラー本の中でも「ダイエットにおすすめ」と紹介されている飲み物。
混ぜるだけでバターコーヒーが完成する「MCTコーヒークリーマー」を使うと、手軽にバターコーヒーを摂り入れられますよ。
仙台勝山館ココイルの「MCTコーヒークリーマー」を、ぜひともご活用ください。
最後までご覧いただき、ありがとうございました!