便通や腸内環境はもちろん、食後の血糖値の上昇や血中コレステロール値の低下といった効果を期待できる「食物繊維」。
しかし、日本人の多くは食物繊維を十分に摂取できていないといわれています。
実際、普段の食生活で野菜や海藻などを十分に摂れておらず、便秘や下痢など食物繊維不足による症状に悩まされている方も多いのではないでしょうか?
実は、野菜や海藻が不足しがちでも、食物繊維不足を手軽に解消する方法があるんです。
それはずばり、「イヌリン」を取り入れた食生活。
この記事では、イヌリンについて
- どんな成分なのか
- どんな効果があり、体にはどう影響するのか
- 含まれている食べ物とおすすめの摂り方
などをご紹介します。
イヌリンとタンパク質を一緒に摂る方法もご紹介するので、ぜひ参考にしてみてください!
目次
イヌリンとは?どんな成分?
イヌリンとは、水溶性食物繊維の一種。
本来はでんぷんや砂糖と同じ糖類の仲間「多糖類」に分類されますが、人間が持っている酵素ではイヌリンを消化できません。
そのため、栄養学的には水溶性食物繊維に分類されています。
自然界では、ごぼうやキクイモなどキク科の野菜に多く含まれており、これらに含まれるイヌリンを粉末状に精製した商品も販売されています。
粉末状のイヌリンはほのかな甘みがあり、水などに溶かすと少しとろみがつくのが特徴です。
また胃腸内で水分を含むとゲル状になり、糖質や脂質の吸収を抑制。
腸内で発酵分解されると「フラクトオリゴ糖」になり、善玉菌のエサとなる働きもあります。
イヌリンの健康効果とは?
イヌリンには、世界中の研究によって裏付けられた健康効果がいくつもあります。
現在、論文で発表されている健康効果は以下の7つ。
- 腸内環境の改善
- 便通の改善
- 血糖値上昇の抑制
- 血中中性脂肪の低減
- ミネラル類の吸収促進
- 免疫力の向上
- 満腹感のサポート
この記事では、上記7つの効果の中でも特に注目したい「腸内環境の改善」「便通の改善」「血糖値上昇の抑制」について詳しくご紹介します。
腸内環境の改善
水溶性食物繊維であるイヌリンは、腸内に存在する善玉菌のエサとなり、その増殖をサポートしてくれる成分です。
善玉菌のなかでも、特に「ビフィズス菌」はイヌリンと相性のよい組み合わせ。
ビフィズス菌がイヌリンを好んで食べることが研究でわかっており、一緒に摂るとより効率的に善玉菌が増えていきます。
また、イヌリンは腸内で効率的に利用されるのが特徴です。
なかでも悪玉菌の増殖を抑えてくれる「短鎖脂肪酸」の産生量は、難消化性デキストリン*のおよそ2倍。(※とうもろこしのデンプンから作られた食物繊維)
善玉菌の増殖をサポートし、悪玉菌を抑制する「短鎖脂肪酸」を多く産生してくれるため、腸内環境を改善する効果が期待できるんです。
便通の改善
イヌリンには腸内環境を整えてくれる効果があるため、便の回数やにおいの改善にも効果があります。
腸内環境が整うことで、便の回数や量が増加。
また、イヌリンが腸内で発酵分解されてできる「フラクトオリゴ糖」には
- 腸内で発生する有害物質の生成抑制
- 便中腐敗物質の生成抑制
といった効果もあり、便のにおいなどの状態を改善する効果も期待できます。
血糖値上昇の抑制
イヌリンは水溶性食物繊維のため、水分を含むとネバネバとしたゲル状になる性質を持っています。
胃で食べ物が消化された後、すぐに小腸へ移動してしまうのが通常の消化の流れです。
しかしイヌリンを一緒に摂ると、水分を含んでネバネバになったイヌリンが食べ物を包み込み、胃腸の中をゆっくりと移動していきます。
緩やかに食べ物が移動していくため、胃や小腸で栄養が吸収されるスピードが低下。
血糖値に関わる糖もおだやかに吸収されるため、血糖値が急激に上がるのを防ぐ効果が期待できます。
イヌリンが含まれている食材の紹介
イヌリンは主にキクイモやごぼう、チコリなど、キク科の野菜に多く含まれています。
そのほかに、玉ねぎやニンニク、ニラにも含まれているので、普段の食事から摂ることも可能です。
特にキクイモはイヌリンが豊富で、生のキクイモ100g中に8〜17gのイヌリンが含まれていたという研究結果も出ているんですよ。
とはいえ、キクイモは年中手に入るわけではないため、食べ物から十分なイヌリンを摂るのは難しいです。
そこでおすすめするのはキクイモをパウダー状にしたり、イヌリンだけを精製してパウダーにした商品を取り入れる方法。
粉末状で保存期間も長く、イヌリンパウダーの場合はほんのり甘いだけで味や食感の邪魔をしません。
手軽にイヌリンを取り入れたい方は、これらの商品を活用するのもおすすめですよ。
イヌリン配合のダイエットプロテイン
腸内環境や便通の改善に効果が期待できる「イヌリン」。
野菜に含まれていたり、パウダー状の商品が販売されていたりする成分ですが、
「イヌリンが豊富な野菜をたくさん食べるのは大変…」
「イヌリンだけでなく他の栄養素も一緒に摂りたい」
といった事を感じる方もいらっしゃるのではないでしょうか?
そんな方にオススメなのが「MCTダイエットプロテイン」です。
タンパク質が豊富なプロテインの中に、1食あたり5.7gのイヌリンが含まれているので、飲むだけで手軽に食物繊維を摂取できます。
カフェラテ・黒糖抹茶・ストロベリーの3種類から味が選べるので、美味しくイヌリンを摂りたい方にもおすすめ。
そのほかにも、
- 原材料の異なる2種類の「プロテイン(ホエイ&ソイ)」
- 効率よくエネルギーになる「MCTオイルパウダー」
- 自然由来のゼロカロリー甘味料「ステビア」
などを使用しており、腸内環境を整えたい方はもちろん、ダイエット中の方や食事にタンパク質をプラスしたい方にもおすすめです。
- MCTダイエットプロテイン ウェイトダウン(カフェラテ味)<送料無料>
- 1食置き換え ダイエッターサポート
スリムな引き締まったカラダづくりに3,888円(税込)
まとめ
イヌリンは水溶性食物繊維の一種で、キクイモやごぼう、チコリなど、キク科の植物に多く含まれています。
水分を吸ってネバネバになる性質や、腸内で発酵分解されて「フラクトオリゴ糖」になる性質、善玉菌のエサになる働きから、
- 腸内環境の改善
- 便通の改善
- 血糖値上昇の抑制
などの健康効果を期待できます。
手軽にイヌリンを摂り入れるなら、パウダー状になった商品がおすすめ。
特に記事内で紹介した「MCTダイエットプロテイン」は、タンパク質や中鎖脂肪酸など、体によい栄養素を一緒に摂取できるおすすめの商品です。
ぜひこの記事を参考に、イヌリンを食生活に取り入れてみてくださいね。
最後までご覧いただき、ありがとうございました!