海外セレブやモデルの間で、「体によい」と注目されているココナッツオイル。
「体によいことはわかるけれど、どんな効果があって、どのように使えばいいかわからない」と悩んではいませんか?
実は、ココナッツオイルの使い方はとても簡単。
普段使っている油と置き換えるだけでいいんです。
この記事では、ココナッツオイルの成分や効果、使い方を徹底的に解説。
ぜひ参考にしてみてください。
目次
ココナッツオイルとはどんなオイル?
「ココナッツオイル」とは、ココナッツの白い果肉部分から油分だけを抽出したもの。
果肉からココナッツミルクを絞り出し、煮詰めて分離させ、油分だけにしたものがココナッツオイルです。
植物性の油ですが融点が高く、約20度以下の低温で固まります。
酸化しづらく、熱に強いのが特徴で、食用以外にもスキンケアやヘアケアなどに使用されるオイルです。
食用にした場合は、中鎖脂肪酸を多く含んでいるので、消化吸収がはやく分解されやすい点も特徴。
ココナッツ特有の甘い香りがあり、バターの代わりにホットケーキやパンに塗る食べ方も人気です。
一方で、精製して香りを除去したココナッツオイルもあるので、甘い香りが苦手な方には精製されたものをおすすめします。
ココナッツオイルにはどんな良い効果があるの?
ココナッツオイルに含まれている成分は、その多くがラウリン酸やカプリル酸などの中鎖脂肪酸です。
これらの成分には
- 抗菌効果
- ケトン体の生成
- 脳のエネルギー補給
といった効果を期待できます。
それぞれの効果について、詳しく見ていきましょう。
ラウリン酸による抗菌効果
ココナッツオイルに含まれている中鎖脂肪酸のなかで、約50%を占めているのが「ラウリン酸」です。
ラウリン酸は、細菌・真菌などへの抗菌効果や、抗炎症作用が認められている成分。
さらには腸内の悪玉菌を攻撃する働きもあるため、腸内環境を整える効果も期待できます。
ケトン体の生成
ココナッツオイルに含まれる中鎖脂肪酸には、体内でケトン体を生成しやすくする働きがあります。
ケトン体とは、肝臓内で脂肪酸から作られる成分の総称。
ブドウ糖に代わって脳や筋肉のエネルギーとして使われ、エネルギー効率が高いため、「第二のエネルギー源」とも言われています。
通常は糖質が体内から枯渇した状態で生成されるので、最近人気の「糖質制限ダイエット」とも相性がよい成分。
また、ココナッツオイルに含まれる中鎖脂肪酸には、ケトン体を生成しやすくしてくれる働きがあり、一般的な植物油に含まれる長鎖脂肪酸の、およそ10倍ものケトン体を生成してくれます。
※参考:https://www.nisshin-mct.com/contents/page198.html
さらに糖質制限を行いながら食事にココナッツオイルを摂り入れると、体のエネルギー回路が変化。
体脂肪を燃焼させてエネルギーを作る自家発電のような状態になり、体脂肪が燃えやすく、痩せやすい体質になるんです。
脳のエネルギー補給
中鎖脂肪酸から生成されるケトン体は、ブドウ糖の代わりに脳のエネルギー源となることでも注目されています。
実はこのケトン体が、アルツハイマー型認知症の抑制に効果的なことをご存じですか?
アルツハイマー型認知症になると、脳はブドウ糖をうまくエネルギー源として使えない状態になります。
ブドウ糖を使えなくなった脳はエネルギー不足に陥るので、脳細胞がうまく機能しません。
最終的には脳細胞が休眠し、認知症が進行してしまいます。
しかしケトン体は、アルツハイマー型認知症になっても、問題なく脳のエネルギーとして使用可能。
脳のエネルギー不足を回避できるので、症状の進行抑制を期待できるのです。
実際にココナッツオイルを摂取することで、認知機能が改善したという効果も認められています。
参考書籍:『アルツハイマー病が劇的に改善した! 米国医師が見つけたココナツオイル驚異の効能』
ココナッツオイルの使い方
中鎖脂肪酸が含まれるココナッツオイルは、普段使う油と置き換えるだけで、体重が減少したという実験結果が出ている食品です。
参考:https://www.nisshin-mct.com/contents/page199.html
あくまでも食品であり、医薬品ではないので、摂るタイミングや量などに決まりはありません。
まずは普段の油と置き換えて、使用してみましょう。
具体的には、バターのようにパンにつけたり、飲み物やスープに混ぜたりするのがおすすめです。
ココナッツの甘い香りで、実際に糖質が含まれていなくても、甘みがあるように感じられるんですよ。
また、酸化しにくく加熱に強い性質を持っているので、炒め物やソテー、揚げ物などの調理油としても活用可能。
タイカレーやパッタイなどエスニックな料理とは特に相性が良く、本格的な味を楽しめますよ。
ダイエット目的なら「MCTオイル」もオススメ
糖質制限中にココナッツオイルを摂取すると、ケトン体が生成されやすくなり、脂肪燃焼効果を期待できます。
ただし、同じダイエット目的でオイルを摂取するなら、「MCTオイル」もおすすめです。
MCTオイルは、中鎖脂肪酸100%で構成されているオイル。
そのためココナッツオイルよりも、ケトン体の生成を促す働きが強くあります。
その他にも、脂肪燃焼効果が期待できたり、エネルギーになりやすい特徴があったりするんです。
そのため、一般的な油よりもダイエットに向いているといえます。
MCTオイル(中鎖脂肪酸)については「中鎖脂肪酸(MCT)とはどんな成分?健康やダイエットに良いって本当?」の記事で詳しく解説しています。
まとめ
ココナッツオイルは、ココナッツの果肉から抽出された成分で、抗菌や脂肪燃焼などに効果的です。
使い方は、普段使っている油と置き換えるだけOK。
飲み物に加えたり、調理油として使ったりすれば、ココナッツオイルの効果を得られます。
ただしダイエット・脂肪燃焼が目的の場合は、糖質制限との併用がおすすめです。
ケトン体が生成されやすくなり、より一層体脂肪が燃焼効果が期待できます。
また同じダイエット目的なら、中鎖脂肪酸100%で作られた「MCTオイル」もおすすめ。
ケトン体の生成がさらに活発になりますよ。
仙台勝山館ココイルでは、MCTオイル関連商品を多数販売しております。
ぜひダイエットや体づくりにご活用ください。
最後までご覧いただき、ありがとうございました!