コーヒーで痩せる?ダイエット効果について紹介

仙台勝山館バターコーヒー
ライタープロフィール
満畑 ペチカ
調理師ライター。作って食べることが大好きで、調理師免許を取得。過去に糖質制限で20kgの減量に成功しています!栄養や調理の知識、ダイエット経験を生かして、わかりやすい記事をお届けします。

ダイエット情報を調べるなかで、「コーヒーを飲むと痩せられる」という言葉を目にしたことはありませんか?

「コーヒーで痩せられる」といっても

普段飲んでいるコーヒーで痩せられるの?
コーヒーダイエットってどんな効果があるの?

と、疑問を持ってしまいますよね。

この記事ではコーヒーのダイエット効果や具体的な方法、ダイエット目的で飲むコーヒーの選び方などを解説します。

コーヒーのダイエット効果を正しく理解すれば、コーヒーを楽しみながらうまくダイエットに活用できますよ。

コーヒーに期待できるダイエット効果

コーヒーといえば、香りによるリラックス効果がよく注目されていますよね。

しかしコーヒーに期待できるのは、リラックス効果だけではありません。

コーヒーには脂肪燃焼を期待できる成分が含まれており、うまく活用することでダイエットにプラスの働きをもたらしてくれるのです。

コーヒーだけで痩せられる?

脂肪燃焼効果を期待できるコーヒーですが、いつもの生活にコーヒーを取り入れるだけでは、あまりダイエット効果は期待できません。

ダイエットの基本は、適度な運動と適切な食事管理。

また研究では、未だ「コーヒーと減量に直接的な関係性がある」と科学的に証明できてはいないようです。(※1)

ダイエットサプリのように、コーヒーには「飲むほど痩せる」といった効果はないので十分に注意しましょう。

加えて、ダイエットにコーヒーを取り入れるのであれば「バターコーヒー」がよりおすすめです。

こちらは後ほど「ダイエット中に飲むべきコーヒーの選び方」で詳しく解説します。

※1. Coffee Intake and Obesity: A Meta-Analysis

脂肪燃焼効果を期待できる2つの成分

脂肪燃焼に効果が期待できるコーヒーの成分は「カフェイン」「クロロゲン酸」の2つです。

それぞれの効果を具体的に解説します。

カフェイン

カフェインの特徴的な効果として、一般的には「覚醒作用」がよく知られていますよね。

実はカフェインには覚醒作用以外にも、基礎代謝量を上げ、脂肪を分解・燃焼しやすくする効果が期待できるのです。

その仕組みは次のとおり。

カフェインを摂取後、自律神経(交感神経)が活発化【覚醒作用】

交感神経の活発化にともない、基礎代謝量が上昇し、

脂肪の分解・燃焼が促進【脂肪燃焼効果】

ちなみに、カフェイン入りとカフェインレスのコーヒーを比較した研究(※2)では、

『コーヒーの香り成分や苦味物質に自律神経の働きを高める効果があるのではないか』

という結果も得られています。

※2. 辛味成分への嗜好性と代謝亢進に関する研究

クロロゲン酸(ポリフェノール)

クロロゲン酸は、コーヒー豆に含まれる抗酸化物質(ポリフェノール)。
老化の原因となる活性酸素の働きを抑制したり、活性酸素自体を除去する作用があります。

またクロロゲン酸と脂肪燃焼についての研究も進められており、その結果、以下の効果が期待できると報告されています。

  • 内臓脂肪増加の抑制
  • 中性脂肪蓄積による脂肪肝の予防
  • 肝臓における脂肪消費量の増加

クロロゲン酸は特定保健用食品などにも含まれており、今注目の成分です。

コーヒーを飲むおすすめのタイミングは?

ダイエット目的でコーヒーを飲む場合、おすすめのタイミングは以下の3パターンです。

  • 朝(通勤や家事の前)
  • 運動の30分前
  • 食後30分以内

コーヒーを飲んだ後の、脂肪燃焼効果が高まっている時間帯は体を動かす絶好のタイミングです。

コーヒーに含まれるカフェインの血中濃度がピークに達するのは、摂取後30分〜1時間後。

そのため体を動かす1時間ほど前にコーヒーを飲むと、より脂肪燃焼効果が高まります

朝食時に飲めば、通勤や家事で体を動かすのにぴったりのタイミング。

ジムで有酸素運動や筋トレをする場合も、30分〜1時間前にコーヒーを飲むのがおすすめです。

脂肪燃焼効果に加えて集中力や運動能力の向上など、より良いパフォーマンスが期待できますよ。

また食後30分以内にコーヒーを飲むと、脂肪の吸収を抑えてくれるといわれています。

また長期的に飲み続けると、血糖値の上昇を抑制してくれるという研究結果(※3)も出ているようです。

※3. コーヒーと糖尿病

ポイントは3つ!ダイエット中に飲むべきコーヒーの選び方

コーヒーが脂肪の燃焼を助けたり、脂肪の蓄積を抑制したりしてくれるからといって、どんなコーヒーでも良いわけではありません。

ブラックコーヒーであることを前提として、ダイエット中に飲むべきコーヒーのポイントは以下の3つ。

  • インスタントよりも【ドリップ】
  • できるだけ【無糖】
  • より効果をアップさせるなら【バターコーヒー】

詳しく解説していきます。

インスタントよりも【ドリップ】を選ぼう

コーヒーにダイエット効果を期待するならば、豆から淹れるドリップコーヒーのほうがおすすめです。

インスタントとドリップを比較すると、ドリップコーヒーには以下のようなメリットがあります。

  • カフェインやクロロゲン酸の含有量がやや多い
  • 香り立ちがより良い

『コーヒーの香り成分や苦味物質に自律神経の働きを高める効果がある』と先述したように、カフェインだけでなく“コーヒーの香り”もダイエットにとっては重要なポイントです。

どうしても忙しいときはインスタントを使い、普段はできるだけドリップコーヒーを選ぶようにしましょう。

できるだけ【無糖】のコーヒーを選ぼう

コーヒーはダイエットに良いからといって、ミルクや砂糖をたっぷり入れてしまったら、元も子もありません。

コーヒーを飲むときは、基本的にブラックで。

ブラックコーヒーが苦手な方は、低脂肪・無脂肪乳を少量加えたり、カロリーゼロの甘味料を加えたりしましょう。

また、続いてご紹介する「バターコーヒー」は、ブラックコーヒーよりも飲みやすく、より高い脂肪燃焼効果が期待できますよ。

より効果をアップさせるなら【バターコーヒー】がおすすめ

コーヒーダイエットをする場合、ブラックコーヒーよりも「バターコーヒー」のほうがよりダイエットに効果的です。

バターコーヒーとは、ブラックコーヒーに良質なオイル(グラスフェッドバターとMCTオイル)を加えた飲み物のこと。

すばやくエネルギーになって食欲をコントロールしてくれるため、朝食の置き換えに適しています。

手軽にバターコーヒーを飲みたい方は、バターコーヒーに必要な“良質な脂質”が揃っている「MCTコーヒークリーマー」を活用するのもおすすめです。

どのくらい飲んだらいいのか?

コーヒー、特にカフェインは個人の体質によって反応が異なるため、必ずしも「この量を飲まなければならない」とは断言できません。

まずはマグカップ1杯程度(カフェイン約150mg)から飲み始め、様子を見るようにしてください。

カフェインの摂りすぎは不眠や胃痛の原因にもなるので、飲み過ぎには注意する必要があるのです。

カナダ保健省では、カフェインの摂取量に関して「健康な成人は最大400 mg/日(コーヒーをマグカップ約3杯)までとする(※4)」と呼びかけています。

※4. 厚生労働省|カフェインの過剰摂取について

まとめ

コーヒーに含まれる「カフェイン」と「クロロゲン酸」。
2つの成分はどちらも脂肪燃焼を高める効果が期待できるため、うまく飲めばダイエットに活用できます。

飲むときのポイントは以下の2つ。

  • ドリップコーヒーを無糖で
  • 体を動かす30分前か、食後30分以内に

より高いダイエット効果を期待したい場合は、バターコーヒーもおすすめです。
バターコーヒーダイエットについては「1カ月で5㎏減!簡単バターコーヒーダイエットの始め方!」で詳しく解説しているので、ぜひあわせてご一読ください。

最後までご覧いただき、ありがとうございました!

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